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方向感が定まらないユーロ米ドルの値動きを注視か

方向感が定まらないユーロ米ドルの値動きを注視か

方向感が定まらないユーロ米ドルの値動きを注視か
2024.01.19
本日のポイント
  1. 加・小売売上高
  2. 米・ミシガン大消費者信頼感指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは約1.4%上昇し、73.9ドルまで上昇。反発していた天然ガスは、再び下落となり、前日から6.3%反落。2.70ドルとなった。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったプラチナは、前日3.0%上昇。920ドル台で推移している。

為替市場は、昨日発表された欧・11月経常収支が、前月の338億ユーロから246億ユーロに減少したことで、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0906から1.0846まで約60pips反落。前日の上昇幅を相殺した。4時間足では20MAを上抜けることができず、日足75MA直下で硬直しているため、週末の値動きに警戒したいところだ。

本日の指標は、8:30に日・消費者物価指数、13:30に日・第3次産業活動指数、16:00に英・小売売上高、独・生産者物価指数、16:30にスイス・生産者輸入価格、19:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、20:30に印・外貨準備高、21:00にメキシコ・小売売上高、22:30に加・小売売上高、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、米・中古住宅販売件数、25:15に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言、27:00に米・バーFRB副議長の発言が予定されている。方向感が定まらないユーロ米ドルの値動きをじっくりと静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。