昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは72.7ドルまで約0.8%回復。カタールエナジーの輸出停止報道により急落していた天然ガスも、約3%回復し、2.88ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、1.65%下落し925ドルとなっている。
為替市場は、本日のアジア時間で発表された豪・12月雇用統計にて、失業率が前月の3.9%と変わらなかったことで、豪ドルが対円で上昇した。豪ドル円は96.642から97.137まで上昇。時間足20MAより上位の位置に舞い戻った。4時間足では、豪ドル円は200SMAが下値サポートとなっての反発が見られるため、欧州時間での上伸性を注視したい。
本日の指標は、9:30に豪・雇用統計、11:00にNZ・非居住者国債保有比率、13:30に日・鉱工業生産、17:30に香港・雇用統計、18:00に欧・経常収支、欧・建設業生産高、南ア・鉱業生産、19:30にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、21:00にブラジル・IBC-BR経済活動指数、21:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、22:30に米・住宅着工件数、米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、25:00に米・週間原油在庫、27:00に米・10年債入札が発表予定となっている。失業率が3.9%ステイで下落を免れた豪ドルの方向性を、慎重に静観したい。