昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは一時73.5ドルまで上昇したものの、勢力は続かず71.0ドルまで低下。天然ガスも同様に下落となり、5.9%下落し2.99ドルとなっている。主要貴金属5銘柄はまちまちの値動きとなり、パラジウムは約2.3%上昇し、節目の1,000ドルを回復。1,013ドル付近での推移だ。
為替市場は、米国時間でユーロが最強通貨となり、ユーロ円は157.762から159.989まで約2.2円上昇した。テクニカル面では、ユーロ円は時間足10MAに沿っての上昇トレンドが発生しており、ボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが見られている。ただ、時間足RSIが84.2からの下降基調となっているため、米国時間での反落に警戒したい。
本日の指標は、14:00に日・景気動向指数、18:00に欧・ECB月例報告、20:00に南ア・製造業生産高、21:00にメキシコ・鉱工業生産、22:30に米・消費者物価指数、米・新規失業保険申請件数、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、27:00に米・30年債入札、28:00に米・財政収支が発表予定となっている。最弱通貨となったユーロに調整の動きが見られるのか、慎重に注視したい。