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最弱通貨となったユーロに調整の動きが見られるのか注意か

最弱通貨となったユーロに調整の動きが見られるのか注意か

最弱通貨となったユーロに調整の動きが見られるのか注意か
2024.01.11
本日のポイント
  1. 米・新規失業保険申請件数
  2. 米・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは一時73.5ドルまで上昇したものの、勢力は続かず71.0ドルまで低下。天然ガスも同様に下落となり、5.9%下落し2.99ドルとなっている。主要貴金属5銘柄はまちまちの値動きとなり、パラジウムは約2.3%上昇し、節目の1,000ドルを回復。1,013ドル付近での推移だ。

為替市場は、米国時間でユーロが最強通貨となり、ユーロ円は157.762から159.989まで約2.2円上昇した。テクニカル面では、ユーロ円は時間足10MAに沿っての上昇トレンドが発生しており、ボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが見られている。ただ、時間足RSIが84.2からの下降基調となっているため、米国時間での反落に警戒したい。

本日の指標は、14:00に日・景気動向指数、18:00に欧・ECB月例報告、20:00に南ア・製造業生産高、21:00にメキシコ・鉱工業生産、22:30に米・消費者物価指数、米・新規失業保険申請件数、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、27:00に米・30年債入札、28:00に米・財政収支が発表予定となっている。最弱通貨となったユーロに調整の動きが見られるのか、慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。