昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が反落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは一時71.0ドルまで下落。現在は72.6ドル付近で推移している。天然ガスは約3.1%上昇し、2.78ドル台となっている。主要貴金属5銘柄はシルバー以外が下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、約2.7%下落し1,027ドルとなっている。
為替市場は、本日の加・雇用統計を控え、加ドルが対円で106.995から108.448まで上昇。円安傾向が見られた。加ドル円は、テクニカル的には日足200SMAが下値サポートとなっており、200SMAタッチからの反発が3日間継続している状況だ。なお日足RSIも30からの反発上昇局面に入っており、55.4付近で推移しているため、上げ余地がある中での雇用統計発表に警戒したい。
本日の指標は、14:00にシンガポール・小売売上高、日・消費者態度指数、印・サービス業PMI、16:00に独・小売売上高、17:00に台湾・消費者物価指数、18:30に英・建設業PMI、19:00に欧・消費者物価指数、欧・生産者物価指数、21:00にブラジル・鉱工業生産、22:30に米・雇用統計、加・雇用統計、24:00に米・ISM非製造業景況指数、加・Ivey購買部協会指数、27:30に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言が予定されている。加・雇用統計にて加ドルが対円で上伸するのか、慎重に判断したい。