昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは72.8ドルまで回復。天然ガスも同様にリバウンドを見せ、一時2.59ドルまで回復した。主要貴金属5銘柄はシルバーと銅が下落となり、銅は前日から約0.46%下落し、3.85ドルまで値が落ちた。恐怖指数(VIX)は株価上昇局面にも関わらず約2.2%上昇し、12.5となっている。
為替市場は、米ドルが対円で回復し、米ドル円は142.047から143.157まで約110pips反発した。なお本日のアジア時間12時10分前ごろに日銀金融政策決定会合内容が発表され、政策金利がマイナス0.1%維持とされたことで、クロス円が全般的に急騰した。米ドル円は143.776まで上昇。時間足200EMA手前まで回復した。このまま米ドルが対円で反発力を強めるのか、慎重に判断したい。
本日の指標は、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、16:00にスイス・貿易収支、17:30に香港・雇用統計、19:00に欧・消費者物価指数、20:00にハンガリー・政策金利、22:00に英・ブリーデンBOE副総裁の発言、22:30に米・住宅着工件数、加・鉱工業製品価格、加・消費者物価指数、米・住宅着工件数、23:30に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、26:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、28:00にNZ・オアRBNZ総裁の発言が予定されている。日銀マイナス金利維持により急騰した米ドル円の上値余地を慎重に見極めたい。