昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは71.3ドル付近での方向感に欠ける値動きとなった。天然ガスは約1.3%下落し2.43ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はゴールドとシルバーが下落しており、ゴールドは節目の2,000ドルを大きく割り込み1,984ドルまで低下した。
為替市場は、昨日の欧州時間にて日銀が「マイナス金利解除を急ぐ必要はない」との認識でいるとの報道がなされ、全般的に円売りとなり、日本円が最弱通貨となった。米ドル円は144.797から146.542まで上昇。時間足200SMA直下まで反発した。しかしながら本日のアジア時間では再び反落しており、日足10MAに沿っての下落トレンドとなっているため、米国時間での指標発表に注意したい。
本日の指標は、16:00に英・雇用統計、19:00に独・ZEW景況感指数、欧・ZEW景況感指数、20:00に南ア・製造業生産高、米・NFIB中小企業楽観指数、21:00にメキシコ・鉱工業生産、21:00印・鉱工業生産、印・消費者物価指数、、22:30に米・消費者物価指数、22:55に米・レッドブック大規模小売店売上高、27:00に米・30年債入札、28:00に米・財政収支が発表予定となっている。米CPI発表による米ドルの乱高下に十分警戒したい。