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米CPI発表による米ドルの乱高下に警戒か

米CPI発表による米ドルの乱高下に警戒か

米CPI発表による米ドルの乱高下に警戒か
2023.12.12
本日のポイント
  1. 米・消費者物価指数
  2. 米・レッドブック大規模小売店売上高

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは71.3ドル付近での方向感に欠ける値動きとなった。天然ガスは約1.3%下落し2.43ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はゴールドとシルバーが下落しており、ゴールドは節目の2,000ドルを大きく割り込み1,984ドルまで低下した。

為替市場は、昨日の欧州時間にて日銀が「マイナス金利解除を急ぐ必要はない」との認識でいるとの報道がなされ、全般的に円売りとなり、日本円が最弱通貨となった。米ドル円は144.797から146.542まで上昇。時間足200SMA直下まで反発した。しかしながら本日のアジア時間では再び反落しており、日足10MAに沿っての下落トレンドとなっているため、米国時間での指標発表に注意したい。

本日の指標は、16:00に英・雇用統計、19:00に独・ZEW景況感指数、欧・ZEW景況感指数、20:00に南ア・製造業生産高、米・NFIB中小企業楽観指数、21:00にメキシコ・鉱工業生産、21:00印・鉱工業生産、印・消費者物価指数、、22:30に米・消費者物価指数、22:55に米・レッドブック大規模小売店売上高、27:00に米・30年債入札、28:00に米・財政収支が発表予定となっている。米CPI発表による米ドルの乱高下に十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。