昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドルを割り込み、69.7ドルまで低下。天然ガスも同様に約4.8%下落し、2.56ドルとなっている。主要貴金属5銘柄はゴールドとパラジウムが小幅上昇となり、対照的に銅は1.2%下落し3.75ドル付近で推移している。
為替市場は、昨日発表された加・BOC政策金利と声明発表にて、政策金利が5.00%の据え置きとなったことから、加ドルが対円で往って来いとなった。加ドル円は108.688から108.219の間で上下動を繰り返し、方向感に欠ける値動きとなった。本日のアジア時間では、加ドル円は円高基調となっており、107.935まで値を下げている。このまま米国時間にむけて加ドルが対円で下落していくのか、慎重に判断したい。
本日の指標は、15:45にスイス・雇用統計、16:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、16:45に仏・貿易収支、17:00にチェコ・建設業生産、17:30に香港・外貨準備高、19:00に欧・第3四半期GDP、21:00にメキシコ・消費者物価指数、21:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、22:30に米・新規失業保険申請件数、加・住宅建設許可、24:00に米・卸売在庫、29:00に米・消費者信用残高、翌6:45にNZ・第3四半期製造業売上高が発表予定となっている。BOC据え置きにて下落した加ドルの方向性を、じっくりと静観したい。