先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは74.3ドルまで下落。天然ガスも同様に下落し、2.77ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が上昇しており、もっとも反発した銅は、前日比プラス1.65%の3.91ドル台まで値を上げている。
為替市場は、1日に発表されたスイス・11月SVME購買担当者景況指数が、前月の40.6から42.1に上昇したことで、円高となっていたクロス円の中で下げ幅をわずかに抑え、フラン円が小反落となった。フラン円は169.572から168.674まで下落。時間足200SMAタッチにて下げ止まった。日足では20MAに沿っての緩やかな上昇から上値の切り下げを見せているため、週始めのフランの値動きに警戒したい。
本日の指標は、16:00に独・貿易収支、トルコ・消費者物価指数、トルコ・生産者物価指数16:30にスイス・消費者物価指数、17:00にブラジル・消費者物価指数、18:30に欧・ユーロ圏投資家センチメント指数、20:30に英・ディングラMPC委員の発言、21:00にメキシコ・総固定資産形成、23:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、24:00に米・製造業新規受注、米・耐久財受注、25:30に米・6ヶ月債入札、30:00に韓・外貨準備高が発表予定となっている。対円にて下落したスイスフランの方向性を、慎重に見極めたい。