先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは75.2ドルまで約1.2%下落。日足200SMAが上値レジスタンスとなり下伸した。天然ガスも同様に1%以上下落し、2.99ドル台まで落ち込んでいる。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、約2.9%上昇し24.3ドルとなった。
為替市場は、ともに祝日明けとなった日本円と米ドルが、米国時間に最弱通貨となった。一方NZドルは米国時間で最強通貨となり、NZドル円は.90.370から91.025まで約60pips上昇した。日足で見ると、NZドル円は5日連続陽線となっており、RSIも70を一度超過後に再び上昇している。このままNZドルが対円で上伸するのか、慎重に判断したいところだ。
本日の指標は、15:00に独・輸入物価指数、16:00にスウェーデン・家計貸出、17:30に香港・貿易収支、20:00に仏・失業者数、21:00にメキシコ・貿易収支、22:00に米・建設許可件数、23:00にイスラエル・基準金利、欧・ラガルドECB総裁の発言、24:00に米・新築住宅販売戸数、26:00に米・2年債入札、27:00に米・5年債入札、30:00に韓・消費者信頼感指数が発表予定となっている。最強通貨となったNZドルが他通貨を圧倒するのか、明後日のRBNZ前の値動きに注目したい。