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米ドルと対照的に最強通貨となったNZドルの方向性に注目か

米ドルと対照的に最強通貨となったNZドルの方向性に注目か

米ドルと対照的に最強通貨となったNZドルの方向性に注目か
2023.11.15
本日のポイント
  1. 英・消費者物価指数
  2. 米・週間原油在庫

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅上昇となり、株高・金利安・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは78.3ドル付近で停滞。天然ガスは5%弱下落し、3.08ドルまで大きく値を下げている。主要貴金属5銘柄はすべてが続伸となり、ゴールドは米ドルの軟化に反比例し、1,967ドルまで回復している。

為替市場は、アジア時間から米国時間にかけて、NZドルが最弱通貨となった。NZドル円は88.939から90.393まで上昇。本日のアジア時間でも高値を更新し続け、90.758まで値を上げている。週足ではRSIが買われすぎサインの70に到達していないため、このままNZドルが対円で上伸するのか、上値余地を慎重に見守りたいところだ。

本日の指標は、15:30に仏・雇用統計、16:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、16:45に仏・消費者物価指数、19:00に欧・鉱工業生産、20:00に南ア・小売売上高、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に加・卸売売上高、加・製造業売上高、米・小売売上高、米・生産者物価指数、米・NY連銀製造業景気指数、23:30に米・バーFRB副議長の発言、24:00に米・企業在庫24:30に米・週間原油在庫が発表予定となっている。米ドルと対照的に最強通貨となったNZドルの方向性を、慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。