先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅反発となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは77.3ドルまで反発。天然ガスは小動きとなり、3.01ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが大幅下落となり、パラジウムは約2.84%大幅下落し968ドルまで低下している。
為替市場は、米国時間で豪ドルが最弱通貨となった。豪ドル円は、他のクロス円が上昇していく中、上値が重くなり96.037から96.415までの上昇に留まった。それでも弱まっている日本円に対しては上昇。4時間足75MAが下値サポートとなり機能した。日足では20MAにタッチすることなく反発し下ヒゲ陽線となったため、週始めに豪ドルの反発が見られるのか、注目したい。
本日の指標は、15:00に独・貿易収支、16:00にトルコ・経常収支、16:30にハンガリー・鉱工業生産、18:00にチェコ・経常収支、20:00にイスラエル・貿易収支、21:00に印・消費者物価指数、22:00にフィリピン・経常収支、22:50に米・クックFRB理事の発言、25:30に米・6ヶ月債入札、28:00に米・財政収支、30:00に韓・輸出入物価上昇率が発表予定となっている。原油価格反発で豪ドルの反発上昇が見られるのか、方向性を注視したい。