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住宅指標悪化で上値が重くなっている加ドル円の方向性を注視か

住宅指標悪化で上値が重くなっている加ドル円の方向性を注視か

住宅指標悪化で上値が重くなっている加ドル円の方向性を注視か
2023.11.09
本日のポイント
  1. 米・新規失業保険申請件数
  2. トルコ・総外貨準備高

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは4日続落し、75.6ドルまで下落。天然ガスも同様に値を下げており、3.11ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、プラチナは前日から約2.7%下落。873ドルまで値を下げた。

為替市場は、昨日発表された加・9月住宅許可が、前月の3.4%からマイナス6.5%に大幅悪化したことで、加ドルが対円で上値を重くした。加ドル円は109.152から109.492の間で小幅に推移。時間足20MAをまたいでの方向感に欠ける値動きとなった。上位足の日足ではかろうじて20MA上位に位置しているため、円高の流れが来ない限り、上方向となるのか注意したい。

本日の指標は、16:00にスウェーデン・住宅価格、17:30に英・ピルMPC委員の発言、18:00に欧・ECB月例報告、18:30に南ア・鉱業生産、20:00に南ア・製造業生産、20:30にトルコ・総外貨準備高、21:00にメキシコ・消費者物価指数、22:30に米・新規失業保険申請件数、23:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、26:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、28:00に米・パウエルFRB議長の発言、メキシコ・政策金利が発表予定となっている。上値が重くなっている加ドル円の方向性を、十分に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。