昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは82.6ドルまで約2%下落。天然ガスも同様に下落となり、3.32ドルまで値を下げた。主要貴金属5銘柄はゴールド以外が上昇となり、唯一下落したゴールドは、前日から約0.46%値を下げ、節目の2,000ドルを割り込み1,994ドル付近で推移している。
為替市場は、本日の米FOMCを前に、米ドルが米国時間で最弱通貨となった。米ドル円は149.849から148.804まで急落。日銀がYCCの修正に動き出したとの報道から、クロス円が全般的に急落する展開となった。テクニカル的には、米ドル円は4時間足200SMAへのタッチで反発しており、RSIも30からの反発局面に入っているため、本日の米国時間に向けて米ドルが反発するのか注目したい。
本日の指標は、15:30に仏・第3四半期GDP、仏・消費支出、16:00にタイ・経常収支、16:45に仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、19:00に欧・消費者物価指数、21:00に南ア・貿易収支、ブラジル・雇用統計、21:30に加・GDP、米・雇用コスト指数、22:00に米・住宅価格指数、米・S&Pケースシラー住宅価格、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:00に米・消費者信頼感指数、25:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が予定されている。日銀のYCC修正報道にてクロス円が下落するのか、慎重に見極めたい。