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豪CPI結果にて急騰している豪ドル円の上値余地に要警戒か

豪CPI結果にて急騰している豪ドル円の上値余地に要警戒か

豪CPI結果にて急騰している豪ドル円の上値余地に要警戒か
2023.10.25
本日のポイント
  1. 米・MBA住宅ローン申請指数
  2. 米・5年債入札

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは83.7ドルまで約2.6%下落。一方の天然ガスは約1.4%上昇し、3.3ドル付近まで値を上げている。主要貴金属5銘柄は銅以外が下落となり、一時米ドル建てゴールドは1,953ドルまで急落した。恐怖指数(VIX)は節目の20を割り込み18.9まで低下している。

為替市場は、オセアニア通貨が最強通貨となり、豪ドルが強含んだ。豪ドル円は94.754から95.376まで上昇。さらに本日アジア時間序盤での豪・第3四半期CPIが発表され、前年比で5.4%となったことから豪ドルが急騰。95.898まで上昇した。しかしながら豪ドル円は日足ベースにてレンジ推移を繰り返しているため、欧州時間にかけて豪ドルの勢いが継続するかは、慎重に判断したいところだ。

本日の指標は、16:00にトルコ・設備稼働率、17:00に独・IFO景況感指数、欧・マネーサプライ、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00にブラジル・消費者信頼感指数、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、米・新築住宅販売件数、23:30に米・週間原油在庫、24:00に加・マックレムBOC総裁の発言、25:00に露・鉱工業生産、26:00に米・5年債入札、欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。豪CPI結果にて急騰している豪ドル円の上値余地に、十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。