昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは地政学リスクから週明けギャップアップでのスタートとなり、一時86.7ドルまで上昇した。一方の天然ガスは下落基調になり、3.34ドルまで低下している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、銅価格が急落。3.64ドル付近で推移している。
為替市場は、イスラエル・ハマス戦闘が報じられたにも関わらず、アジア時間は米ドル安・円安でスタートした。米ドル円は149.224から148.165まで下落。一時的に日足20MAを下抜ける展開となった。テクニカル面では、米ドル円は日足RSIにてすでに70タッチからの下降基調へと突入している。このまま米ドルが対円で弱含んでいくのか、明後日の米CPIに向けての値動きを注視したい。
本日の指標は、15:00にノルウェー・消費者物価指数、スウェーデン・鉱工業生産とGDP、15:30にハンガリー・消費者物価指数、16:00にトルコ・雇用統計と鉱工業生産、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、22:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、23:00に米・卸売在庫、26:00に米・3年債入札、26:30に米・ウォラーFRB理事の発言、28:00に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言が予定されている。米CPI発表に向けて米ドルが対円で軟化するのか、慎重に見極めたい。