先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは82.7ドル付近で停滞している一方、天然ガスは約4.7%上昇し、3.3ドルまで値を上げた。主要貴金属5銘柄はすべてが反発となり、米債利回り上昇下であるにも関わらず、ゴールドは1,832ドルまで上昇した。
為替市場は、6日(金)に発表された米・9月雇用統計にて、非農業部門雇用者数が、前月の18.7万人から33.6万人となり、失業率が前月と変わらず3.8%に留まったことで、米ドルが一時的に上昇した。米ドル円は148.325から149.521まで上昇。4時間足20MAより下位にいた状況から抜け出した。上位足の日足では、米ドル円は20MAにしっかりと下値をサポートされる形で、上昇トレンドが継続している。このまま週明けに米ドルが対円で上伸するのか、注視したい。
本日の指標は、15:00に独・鉱工業生産、ノルウェー・GDP、16:00にチェコ・鉱工業生産、17:30に欧・投資家センチメント指数、18:00にシンガポール・外貨準備高、21:00にメキシコ・消費者物価指数、22:00に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、22:15に米・バーFRB議長の発言、23:00に米・雇用傾向指数、26:30に米・ジェファーソンFRB理事の発言、29:00に英・マンMPC委員の発言が予定されている。米雇用統計明けの米ドルが下値を堅めるのか、慎重に見極めたい。