昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは92.0ドルまで反落。一方の天然ガスは3%弱上昇し、2.98ドルまで値を上げた。主要貴金属5銘柄はゴールド以外が上昇となり、ゴールドは節目の1,900ドル台を回復できず、今年の3月10日以来の水準である1,866ドルまで下落している。
為替市場は、米国時間にかけて豪ドルが最強通貨となり、豪ドル円は94.828から95.971まで上昇した。なお本日のアジア時間でも急速に上昇しており、96.280をタッチしている。テクニカル面では、豪ドル円は日足20MAが下値サポートとなり上昇しているため、次の高値ターゲットである96.824付近まで上伸するのか、注目したいところだ。
本日の指標は、15:00に英・経常収支とGDP、独・輸入物価指数、独・小売売上高、南ア・マネーサプライ、15:45に仏・生産者物価指数と消費者物価指数、16:00にスイス・KOF先行指数、16:40に欧・ラガルドECB総裁の発言、16:55に独・雇用統計、18:00に欧・消費者物価指数、21:30に加・GDP、米・個人所得、米・卸売在庫、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。日足MAにサポートされ上昇している豪ドル円の方向性を、慎重に注視したい。