昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは年初来高値を更新し続け94.5ドルまで上昇。天然ガスも同様に値を上げ、2.89ドルでの推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてがマイナスとなり、米ドル建てゴールドは3日続落。週足75MAを割り込み1,874台まで落ちている。
為替市場は、原油価格上昇に伴い加ドルが最強通貨となった。加ドル円は110.162から110.881まで約70pips上昇。昨年の9月高値を実体足で上抜けた。テクニカル面では、加ドル円は日足RSIが70にタッチしてからのダイバージェンスに入りつつあるため、価格調整による反落に警戒したい。
本日の指標は、16:00にトルコ・経済信頼感、17:00に欧・ECB月例報告、21:00に独・消費者物価指数、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第2四半期GDP、米・GDPデフレーター、22:00に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、23:00に米・中古住宅販売保留、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、23:45に英・グリーンMPC委員の発言、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、26:00に米・7年債入札、29:00に米・パウエルFRB議長の発言が予定されている。昨年高値を実体足で上抜けた加ドル円の上値余地に、十分警戒したい。