先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは節目の90ドルを挟んでもみ合い推移となった。天然ガスは1%以上上昇し、2.89ドルまで上昇。一方の主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、もっとも下げ幅の大きかったパラジウムは、1,253ドルまで値を下げた。
為替市場は、前週末に行われた日銀金融政策決定会合にて、現状維持が発表されたことから、クロス円が全般的に上昇基調となった。特に上げ幅の大きかったNZドル円は、87.376から88.734まで上昇。日足での包み足となった。なおNZドル円は日足ベースで今月に入り20MAに下値をサポートされての上昇基調が継続しているため、日柄調整後の上伸に注目したい。
本日の指標は、15:00にノルウェー・信用指標、15:30にハンガリー・総賃金、16:00にトルコ・設備稼働率と景気動向指数、17:00に独・IFO景況感指数、フィリピン・失業率、19:00に英・CBI小売売上高、21:00にブラジル・消費者信頼感指数、21:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、22:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、24:30に米・6ヶ月債入札が発表予定となっている。日銀の現状維持にて、大きく値を上げたNZドル円の上伸性に注目したい。