先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは節目の90ドルを維持し、90.4ドル付近で推移。一方の天然ガスは約2.1%下落し、2.64ドルまで値を下げている。主要貴金属5銘柄は銅以外が上昇となり、特に上げ幅の大きかったプラチナは、前日から2.3%上昇し931ドルとなった。
為替市場は、15日に発表された米・8月鉱工業生産にて、設備稼働率が前月の79.3から79.7へと上昇したことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は147.339から147.302まで上昇。本日のアジア時間では147.736付近で推移している。テクニカル面では、米ドル円は日足10MAに下値を指示される形で4日続伸しており、日足RSIも61.2付近で上昇へのバッファを備えている。このまま米FOMCに向けて米ドルが強含んでいくのか、慎重に注視したい。
本日の指標は、16:00にチェコ・生産者物価指数、20:00にブラジル・IGP-10インフレ指数、20:30にトルコ・住宅価格指数、21:00にフィリピン・消費者物価指数、メキシコ・総需要、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・生産者物価指数、加・鉱工業生産、加・原材料価格、23:00に米・NAHB住宅市場指数、24:30に米・6ヶ月債入札が発表予定となっている。米FOMCウィークの週始めの値動きを、じっくりと静観したい。