昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは89.6ドルの高値をつけた後に下落。88.3ドル台で推移している。天然ガスも同様に小幅下落となり、2.73ドル台でこう着している。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が下落となり、唯一上昇したパラジウムは、約1.8%前日から値を上げ、1,260ドル台となっている。
為替市場は、昨日発表された米・8月消費者物価指数が、市場予想の3.6%を上振れ3.7%となったことで、米ドルが対円で一時的に上昇した。しかしながら上昇は継続せず、147.159まで反落。結局方向感が明確となることなく、往って来い相場となった。4時間足では基準線の20MA直下で推移しているため、米国時間での指標発表による値動きに警戒したい。
本日の指標は、15:00にスウェーデン・消費者物価指数、15:30にスイス・生産者輸入指数、印・卸売物価指数、19:00にイスラエル・経常収支、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に加・卸売売上高、21:30に米・小売売上高、米・生産者物価指数、米・新規失業保険申請件数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:00に米・企業在庫、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量が発表予定となっている。米CPIがリバイスアップしたにも関わらず上値の重い米ドル円に、十分注意したい。