昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは88.9ドルまで上昇。今月高値を更新した。天然ガスも同様に上昇しており、約4.8%値を上げ、2.73ドルとなっている。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、もっとも下げ幅の大きかったゴールドは、1,913ドルまで下落している。
為替市場は、本日の米消費者物価指数発表を控え、米ドルが米国時間で対円で上昇した。米ドル円は146.442から147.234まで上昇。昨年11月以来の高値圏へと回復した。なおテクニカル的には、米ドル円は日足20MA直下まで下落したあとサポートされる形で回復し、日足RSIは59付近となっている。本日の米CPIにてインフレ率が上振れた場合の、米ドルの急変動に警戒したい。
本日の指標は、15:00に英・GDP、英・製造業生産、英・貿易収支、15:30にハンガリー・鉱工業生産、17:30に香港・生産者物価指数、18:00に欧・鉱工業生産、19:00にイスラエル・貿易収支、21:30に米・消費者物価指数、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・30年債入札、27:00に米・財政収支が発表予定となっている。3.6%予想の米CPIが上昇するのか、米ドルの値動きとともに慎重に静観したい。