昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは87.2ドル付近を維持。天然ガスも同様に上昇基調となり、2.3%ほど上昇し、2.61ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はゴールド以外が上昇となり、ゴールドは上昇を試みたものの継続せず、1,921ドル付近へ跳ね返された。
為替市場は、本日英・雇用統計を控えたポンドが、対円で下落となった。ポンド円は週明け1円ほどのギャップダウンを経て、184.158から182.677まで下落。その後183.904まで反発した。しかしながら反発の勢いは継続せず、本日のアジア時間では上値が重くなっており、183.270付近で推移している。本日の雇用統計結果により、ポンドの軟化が示されるのか、慎重に注視したい。
本日の指標は、15:00に英・雇用統計、ノルウェー・GDP、18:00に独・ZEW景況感指数、欧・ZEW景況感指数、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、21:00にブラジル・消費者物価指数と鉱工業生産、印・消費者物価指数、21:55に米・レッドブック大規模小売店売上高、26:00に米・10年債入札、翌6:05にNZ・シルクRBNZ総裁補佐の発言が予定されている。英雇用統計にて前回の4.0%と失業率が一致するのか、その後のポンドの値動きをじっくりと見守りたい。