昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは86.7ドルまで上昇。一方の天然ガスは3%以上下落し、2.57ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったプラチナは、前日から約2.8%下落し929ドルまで値を下げた。
為替市場は、昨日最弱通貨となった豪ドルが、対米ドルで下落し続けている。豪ドル米ドルは0.6463から0.6357まで下落。安値をわずかに更新した。豪ドル米ドルは月足で20MAに上値をレジストされての下落トレンドが今月に入って継続しており、次のサポートラインである0.6270付近での反発が入るかが正念場となる。まずは本日の欧州時間で昨日からの小反発が見られるのか、慎重に静観したい。
本日の指標は、15:00に独・製造業新規受注、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・小売売上高、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・国際商品貿易、加・第2四半期労働生産性、米・貿易収支、22:15に英・ベイリーBOE総裁の発言、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、米・ISM非製造業景気指数、27:00に米・ベージュブックが発表予定となっている。安値を対米ドルで更新した豪ドルの下値が限定的となるのか、方向性を注視したい。