昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは7週連続陽線となっており、今年高値を更新。1バレル84.3ドルまで上昇している。天然ガスも同様に6%以上の上げとなり、2.96ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が大幅下落となり、もっとも下げ幅の大きかったプラチナは、895ドルまで値を下げている。
為替市場は、来週半ばにRBNZ政策金利発表を控えているNZドルが、対米ドルで往って来いとなった。NZドル/米ドルは0.6043-0.6094の間で価格推移し、方向感に欠ける展開となった。テクニカル的には、4時間足20MAが上値をレジストしており、RSIも40付近での低空飛行となっているため、米国時間で方向性が明確となるのか、静観したい。
本日の指標は、15:00にノルウェー・消費者物価指数と生産者物価指数、16:00にトルコ・雇用統計と鉱工業生産、18:30に南ア・鉱業生産、19:00にイスラエル・貿易収支、20:00に南ア・製造業生産高、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・消費者物価指数、米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に米・30年債入札、29:15に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言が予定されている。RBNZを来週に控えたNZドル/米ドルの値動きを、慎重に静観したい。