昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは82.0ドルまで下落。一方の天然ガスは5%弱上昇し、2.71ドル台まで値を上げている。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、1,232ドル台で推移している。
為替市場は、本日のアジア時間で全般的な円安貴重となっており、米ドルが対円で上昇している。米ドル円は昨日安値の141.503から143.412まで上昇。今月高値に迫る勢いでの上昇となっている。日本がお盆休暇入りする前の円売り傾向と見られ、ユーロ円やポンド円も同様に値が上がっているため、欧州時間でのクロス円の上伸に警戒したいところだ。
本日の指標は、15:00に独・消費者物価指数、15:30にハンガリー・消費者物価指数と貿易収支、15:45に仏・貿易収支、17:00に台湾・消費者物価指数と貿易収支、チェコ・失業率、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、21:15に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、21:30に加・国際商品貿易、米・貿易収支、23:00に米・卸売在庫、26:00米・3年債入札が発表予定となっている。お盆前に円安基調となっている流れが継続するのか、慎重に注視したい。