先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄が続落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは6週連続陽線となり、82.6ドルまで上昇。天然ガスも同様に2.58ドルまで上昇している。主要貴金属5銘柄は銅以外が上昇となり、特に上げ幅の大きかったプラチナは、前日から0.8%弱上昇し、928ドルまで値を上げている。
為替市場は、4日に発表された加・7月雇用統計にて、失業率が前月の5.4から5.5%へと0.1ポイント悪化した加ドルが、対円で大きく下落した。加ドル円は107.055から105.817まで120pips以上下落。4時間足にて、200EMAのサポートを下抜ける展開となった。加ドル円はテクニカル的には、直近2回で日足75MAが下値サポートとして機能しているため、今回も104.78付近の日足75MAラインで下げ止まり反発が入るのか、注目したい。
本日の指標は、14:00に日・景気動向指数、14:45にスイス・雇用統計、15:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、南ア・外貨準備高、ノルウェー・製造業生産、17:30に欧・投資家センチメント指数、21:00にメキシコ・消費者信頼感指数、21:30に米・ボウマンFRB理事の発言、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、25:00に英・ピルMPC委員の発言、28:00に米・消費者信用残高が発表予定となっている。なお本日はカナダが市民の祝日により休場となっている。祝日により休場となっている加ドルのボラティリティに、十分警戒したい。