昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは82.1ドルまで上昇。一方の天然ガスは、約3.2%下落し、2.56ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかった銅に至っては、約2.89%下落し3.88ドル台まで落ち込んでいる。
為替市場は、昨日発表された独・7月雇用統計にて、失業率が5.7から5.6%へ約0.1ポイント低下したユーロが、対円で上昇した。ユーロ円は156.357から157.391まで上昇。先月高値に迫る形で上伸した。ただ、4時間足ではRSIが70付近に張りついており、日足ベースでは先月3日からRSIが下降基調となり継続しているため、念のため突発的な下落に警戒したい。
本日の指標は、16:00にタイ・政策金利、16:30にスイス・SVME購買担当者景況指数、17:00にブラジル・消費者物価指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に米・ADP雇用統計、22:00にシンガポール・製造業PMI、23:30に米・週間石油在庫、25:00に露・失業率、露・小売売上高が発表予定となっている。対円で上値が重くなっているユーロの動向を、じっくりと観察したい。