先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは80.6ドルまで約1.19%上昇しており、天然ガスも同様に約1.58%上昇。2.64ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はプラチナ以外が上昇となり、特に上げ幅の大きかった銅に至っては、前日から約2.28%上昇し、3.93ドル台に入っている。
為替市場は、全般的に円安基調の展開となり、クロス円が全体を通して上昇した。ポンド円は176.313から181.417まで約5.1円反発。植田日銀総裁の記者会見を無事に消化し、円安基調へと舞い戻った。テクニカル的には、ポンド円は日足75MAが下値サポートとなり大きく反発が入り、日足20MAより上位に躍り出たため、欧州時間での円安基調の継続性に警戒したい。
本日の指標は、15:00に独・小売売上高、独・輸入物価指数、南ア・マネーサプライ、15:30にスイス・小売売上高、17:30に英・消費者信用残高、18:00に欧・第2四半期実質GDP、欧・消費者物価指数、21:00に南ア・貿易収支、メキシコ・第2四半期実質GDP、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数が発表予定となっている。1日で5円以上反発したポンドの上伸力を、慎重に注視したい。