昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは一時79.8ドルまで上昇。現在は79.1ドル付近で推移している。天然ガスも同様に、小幅ながらに上昇し、2.73ドル付近での推移だ。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が上昇となり、もっとも上げ幅の大きかった銅は、前日から約0.44%上昇し、3.90ドル台で推移している。
為替市場は、本日の米FOMCを直前に、各種通貨ペアの値動きが方向感に欠ける展開となっている。米ドル円は、昨日発表された7月リッチモンド連銀製造業指数が、前月のマイナス7からマイナス9となったことで、指標発表直後に下落。その後持ち直す値動きも見られたが、結局141.731から140.844まで下落した。本日のアジア時間でも辛うじて140円台を保っているが、本日のFOMCにて米ドルが弱含むのか、慎重に観察したい。
本日の指標は、14:00に日・景気先行CI指数、15:00にスウェーデン・貿易収支、15:45に仏・消費者信頼感指数、17:00にスイス・投資家信頼感指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、23:00に米・新築住宅販売件数、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFB議長の記者会見が予定されている。FOMCにて市場コンセンサス通り0.25%利上げが発表されるのか、また発表された後の米ドルの値動きを、慎重に見極めたい。