昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利横ばい・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは75.4ドル付近で推移しており、天然ガスは小幅に上昇し、2.63ドル近辺での値動きだ。主要貴金属5銘柄は、パラジウムとプラチナ以外が上昇となり、ゴールドは今年5月後半以来の水準である1,987ドルまで上昇している。
為替市場は、昨日発表された米・6月住宅着工件数が、前月の21.7%からマイナス8.0%となったにも関わらず、指標発表後に米ドルが対円で上昇した。米ドル円は138.753から139.991まで上昇。時間足200SMAを上抜ける形で上昇した。本日のアジア時間では反落の値動きが見られるものの、時間足75MAが下値支持線として機能しているため、欧州時間で米ドルが対円で強含むのか、注視したい。
本日の指標は、15:00に独・生産者物価指数、スイス・貿易収支、日・工作機械受注、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、23:00に米・中古住宅販売件数、米・景気先行指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量が発表予定となっている。対円で上昇している米ドルの強弱性を、慎重に見極めたい。