昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利安・原油高のリスクテイク相場が展開された。原油WTIは75.0ドルまで上昇。週足20MAを上抜ける形で上昇した。天然ガスも同様に約2.8%値を上げ、2.73ドル台まで上昇。主要貴金属5銘柄はゴールドが約0.6%上昇し、1,939ドルまで回復している。
為替市場は、BOC政策金利発表を控えた加ドルが、対円で下落した。加ドル円は106.615から105.493まで約110pips下落。4時間足にて200SMAを下抜け、週足10MA直下に位置している。週足ではRSIが70タッチからの下降基調へと突入しており、ローソク足がダブルトップの様相となりつつあるため、継続した下落の値動きに警戒したい。
本日の指標は、15:00に英・BOE金融安定報告書公表、17:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・消費者物価指数、米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、22:45に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、23:30に米・週間原油在庫、24:00に加・マックレムBOC総裁の発言、26:00に米・10年債入札、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、27:00に米・ベージュブックが発表予定となっている。BOCにて政策金利が5.00%へと引き上げられるのか、加ドルの値動きを慎重に見極めたい。