昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは72.0ドルまで上昇。直近1ヶ月のレンジ上限ラインに達した。一方の天然ガスは3%以上の下落となり、2.66ドルまで低下。主要貴金属5銘柄は、値動きがまちまちとなり、ゴールドは日足20MAに上値をレジストされる形で反落。一時1,914ドルまで反落した。
為替市場は、本日貿易収支発表を控えた加ドルが、対円で下落している。加ドル円は109.384から108.503まで90pips弱下落した。本日のアジア時間では加ドル円は108.640付近で下方向を目指す値動きとなっている。なお、加ドル円は4時間足20MAを下抜けてきたため、米国時間で対円にて更なる下落が見られるのか、注視したい。
本日の指標は、15:00に独・製造業新規受注、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・小売売上高、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、20:30に米・チャレンジャー人員削減数、21:15に米・ADP雇用者数、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・貿易収支、米・貿易収支、21:45に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、22:45に米・サービス業PMI、23:00に米・ISM非製造業景気指数、米・JOLTS求人、24:00に米・週間原油在庫、25:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が予定されている。上値が重い加ドル円が貿易収支の発表により下伸するのか、方向性を慎重に注視したい。