先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって1%以上の大幅上昇となり、株高・金利安・原油高のリスクテイク相場が展開された。原油WTIは節目の70ドルを突破し70.4ドルまで上昇。天然ガスも同様に約3.35%上昇し、2.77ドル付近で推移している。また、主要貴金属5銘柄もパラジウム以外が反発上昇基調となり、銅に至っては約1.7%上昇。3.76ドル付近へと値を上げた。
為替市場は、先週末6月30日に英・第1四半期実質GDPが発表され、前期比・前年比ともに市場予想と一致したポンドが、指標発表後から対円で上昇した。ポンド円は182.203から183.878まで170pips弱上昇。今年高値をわずかに更新した。ポンド円は、先週末の上昇にて月足が確定し大陽線となり、月足ベースで6ヶ月連続陽線となっている。7月相場の序盤がどのような値動きになるのか、慎重に静観したい。
本日の指標は、15:30にスイス・消費者物価指数、16:00にトルコ・製造業PMI、16:30にスイス・SVME購買担当者景気指数、16:50に仏・製造業PMI、16:55に独・製造業PMI、17:00に欧・製造業PMI、17:30に香港・小売売上高、英・製造業PMI、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・建設支出、米・ISM製造業景気指数が発表予定となっている。6ヶ月連続陽線となったポンド円の月初の値動きを、慎重に注視したい。