昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは一時節目の70ドルをタッチ。現在も同付近の69.9ドル台で推移している。天然ガスも同様に反発し、2.68ドル近辺に張り付いている。主要貴金属5銘柄はゴールド以外が続落となり、パラジウムは約1.5%下落し1,235ドル付近で推移している。
為替市場は、昨日発表された米・第1四半期GDPが、実質GDP・個人消費ともに前回値から上振れたことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は144.124から144.891まで上昇。本日のアジア時間でも上昇の流れを引き継ぎ、145円をタッチした。しかしながら、145円台での値動きは定着せず、144.735付近まで反落している。このまま円安基調が米国時間でも継続するのか、慎重に静観したい。
本日の指標は、15:00に英・第1四半期GDP、英・第1四半期経常収支、英・ネーションワイド住宅価格、15:30にスイス・小売売上高、15:45に仏・消費者物価指数と生産者物価指数、16:00にスイス・KOF先行指数、16:55に独・失業率、18:00に欧・消費者物価指数、21:30に加・GDP、米・個人所得、米・PCEデフレーター、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。アジア時間で145円をタッチした米ドル円の上値余地を、じっくりと見守りたい。