昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続落となり、株安・金利安・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは69.5ドル付近にて週足200SMAに下値をサポートされながらの横ばい推移となっており、主要貴金属5銘柄は、パラジウム以外が下落している。特に下げ幅が目立つ銅は、一時3.78ドルまで低下。現在は3.81ドル付近で反発の値動きを見せている。
為替市場は、週明け月曜日で重要指標が見られなかったこともあり、ドルインデックスが102を挟んでの非常に小さな値動きとなった。米ドル円は一時142.929まで下落し、節目の143円を割り込んだものの、結局巻き戻して往って来い相場となった。本日のアジア時間では、米ドル円は下方向を目指す力が強まっており、143.358付近で推移している。
本日の指標は、17:00に台湾・雇用統計、17:30に香港・貿易収支、欧・ラガルドECB総裁の発言、17:15に英・ディングラMPC委員の発言、21:30に加・消費者物価指数、米・耐久財受注、22:00に米・住宅価格指数、米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、23:00に米・新築住宅販売件数、米・消費者信頼感指数、米・リッチモンド連銀製造業指数、26:00に米・5年債入札が発表予定となっている。米国時間での指標発表にて、米ドルが動くのか、注目したい。