先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利安・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは69.5ドル付近で推移。天然ガスは4%以上上昇し、2.83ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、もっとも下げ幅の大きかった銅は、3.80ドル付近で推移している。恐怖指数(VIX)は、13.4まで上昇している。
為替市場は、先週末金曜日に発表された英・PMIの速報値が、製造業・サービス業ともに前回値と市場予想を下回ったことで、ポンドが対米ドルで下落した。ポンド米ドルは1.2748から1.2684まで下落。時間足200SMA直下まで落ち込んだ。本日のアジア時間では、ポンド米ドルは1.2731付近での反発の値動きを見せているため、欧州時間での反転の値動きに注意したい。
本日の指標は、17:00に台湾・鉱工業生産、独・IFO景況感指数、17:15に英・ディングラMPC委員の発言、17:50にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、19:00に英・CBI流通取引調査、21:00にメキシコ・経済活動指数、23:25にスイス・メクラ―SNB理事の発言、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、24:30に米・6ヶ月ビル入札、26:00に米・2年債入札、26:30に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。製造業PMIが46で不調となった英・ポンドの値動きに、十分警戒したい。