昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは72.1ドルまで反発。一時72ドルをタッチした。天然ガスは7%弱の上昇となり、2.67ドルまで反発。一昨日の下げ幅を相殺した。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、1,333ドル台まで低下している。
為替市場は、本日消費者信頼感指数の速報値を控えているユーロが、対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.0905から1.0995まで90pips弱上昇。日足上昇ウェッジの上限ラインである1.1110へ向けての値動きとなった。ユーロ米ドルは、上昇ウェッジの上限と週足200EMAラインが重なるため、週足200EMAに向けての上昇の値動きが継続するのか注目したいところだ。
本日の指標は、16:30にスイス・SNB政策金利と声明発表、17:00に米・ウォラーFRB理事の発言、20:00に英・BOE政策金利と声明発表、トルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期経常収支、22:55に米・ボウマンFRB理事の発言、23:00に米・中古住宅販売件数、米・パウエルFRB議長の議会証言、欧・消費者信頼感指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・週間原油在庫が発表予定となっている。欧・消費者信頼感指数にてユーロが強含むのか、方向性をじっくりと静観したい。