昨日は、米国市場では祝日により休場となり、米10年債利回りは3.79% へと上昇した。恐怖指数(VIX)は、約4.8%上昇し14.1付近で推移しており、原油WTIは71.2ドル付近での横ばい推移だ。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、約1.56%低下し1,387ドル台へと下落している。
為替市場は、本日RBA議事要旨が公表され、「サービス価格はインフレ緩和の兆しが見えず、今後も継続する可能性がある」となったにも関わらず、本日のアジア時間で豪ドル円が急落した。豪ドル円は97.387から96.315まで約110pips下落。クロス円の中でもっとも大きい下落率となった。テクニカル面では、豪ドル円は4時間足20MAを下抜け、RSIが70超過からの下落基調となっているため、欧州時間での継続した下伸に警戒したい。
本日の指標は、15:00に独・生産者物価指数、スイス・貿易収支、日・工作機械受注、17:00に欧・経常収支、17:30に香港・消費者物価指数、18:00に欧・建設業生産高、19:30に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、21:00にハンガリー・MNB政策金利、メキシコ・小売売上高、21:30に米・住宅着工件数、米・建設許可件数、24:45に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、米・バーFRB副議長の発言が予定されている。RBA議事要旨がタカ派だったにも関わらず下落した豪ドル円の下値余地に警戒したい。