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勢いづいている米ドルの上昇余力を注視か

勢いづいている米ドルの上昇余力を注視か

勢いづいている米ドルの上昇余力を注視か
2023.06.19
本日のポイント
  1. 米・NAHB住宅市場指数
  2. 香港・雇用統計

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは71.0ドルまで回復。節目の70ドルを突破した。天然ガスは2.58ドルまで回復しており、主要貴金属5銘柄は、高安まちまちの展開となっている。1%以上の下落を見せたプラチナは、982ドル台での推移だ。恐怖指数(VIX)は約6.6%低下し、13.5付近で推移している。

為替市場は、大きな窓なく週明けがスタートした。先週末に約2円上昇した米ドル円は、139.851から141.970まで上昇。142円台目前まで急騰している。先週末16日に発表された米・6月ミシガン大消費者信頼感指数の速報値では、前回値の59.2から63.9まで上昇。景況感の良好さが、米ドル上昇に拍車をかけた。なお今週は21・22日に米・パウエルFRB議長の議会証言を控えているため、要人発言に向けての米ドルの流れに注目したい。

本日の指標は、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、17:30に香港・雇用統計、21:30に加・鉱工業生産、加・原料価格指数、加・生産者物価指数、23:00に米・NAHB住宅市場指数が発表予定となっている。大きな指標発表と要人発言が見られない中。勢いづいている米ドルの上昇余力を、慎重に見守りたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。