昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が反落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは72.4ドルまで反発。天然ガスも同様に約2.7%上昇し、2.30ドル台を維持している。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、パラジウムは約1.66%下落し1,390ドル台に下降している。恐怖指数(VIX)は13.9付近での推移だ。
為替市場は、昨日米・4月貿易収支が発表され、前回値からマイナス幅を拡大した米ドルが、対円で上昇した。米ドル円は139.024から140.247まで上昇。4時間足20MAを上抜けた。しかしながら、本日のアジア時間では再び反落をしており、4時間足ボリンジャーバンドの中心線まで下落している。米国時間の指標発表にて米ドルの強さが回復するのか、注目したいところだ。
本日の指標は、18:00に欧・実質GDP、南ア・経常収支、20:00に南ア・製造業生産高、21:00にメキシコ・消費者物価指数、21:05にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、21:30に米・新規失業保険申請件数、23:00に米・卸売在庫、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、28:10に加・ビュードライBOC副総裁の発言が発表予定となっている。指標発表にて米ドルが回復するのか、方向性に注視したい。