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BOE明けのポンドが対円で続落するのか注視か

BOE明けのポンドが対円で続落するのか注視か

BOE明けのポンドが対円で続落するのか注視か
2023.05.12
本日のポイント
  1. 英・第1四半期GDP
  2. 仏・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは70.7ドルまで3%以上下落。主要貴金属5銘柄も同様に1%以上の大幅下落となった。特にシルバーは5%以上下落し、24.0ドルまで低下している。昨日発表された米・新規失業保険申請件数は、24.2万件から26.4万件へと増加した。

為替市場は、昨日BOE政策金利が発表され、市場コンセンサス通り0.25%利上げの4.5%となったポンドが、対円で下落した。ポンド円は169.721から167.837まで約2円下落。時間足20MAに沿っての下落トレンドとなった。ポンド円は昨日の下落にて日足20MAを割り込み、今月安値を更新している。週足ではボリンジャーバンドの+3σタッチからの反落となっているため、継続した下落に警戒したい。

本日の指標は、15:00に英・第1四半期GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、英・貿易収支、15:45に仏・消費者物価指数、16:00に米・ボウマンFRB理事の発言、20:15に英・ピルMPC委員の発言、21:00に印・消費者物価指数、21:30に米・輸出入物価指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、27:20に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言が予定されている。BOE明けのポンドが対円で続落するのか、慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。