先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅反発となり、株高・金利横ばい・原油高のリスクテイク相場が展開された。原油WTIは節目の70ドルを回復し71.3ドルまで反発。天然ガスも同様に1%以上値上がりしている。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、ゴールドは2,050ドルから2,000ドルまで下落した。
為替市場は、先週末金曜日に発表された米・4月雇用統計にて、非農業部門雇用者数が市場予想の17.9万人と前回値の23.6万人を上振れ25.3万人となったことで、米ドルが対ユーロでわずかに上昇した。ユーロ米ドルは1.1047から1.0967まで約80pips下落。4時間足75MAを下抜けた。ユーロ米ドルは日足ベースでのもみ合いが約10日続いているため、今週の指標発表にて動きが生じるのか注視したい。
本日の指標は、15:00に独・鉱工業生産、17:00に台湾・貿易収支、17:30に欧・投資家センチメント指数、23:00に米・卸売在庫、24:30に米・6ヶ月ビル入札、29:45に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言が予定されている。政策金利発表を消化し大きな指標発表がない中での、米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言による米ドルの値動きに警戒したい。