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雇用統計にて米ドルの値動きがさらに明確となるか

雇用統計にて米ドルの値動きがさらに明確となるか

雇用統計にて米ドルの値動きがさらに明確となるか
2023.05.05
本日のポイント
  1. 米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言
  2. 米・雇用統計

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって4日続落となり、株安・金利横ばい・原油安の相場展開となった。米地銀持ち株会社のパックウエスト・バンコープが50%超の暴落となり、株式市場全体に投資家心理不安が露呈した。原油WTIは68.9ドルまで低下。一時今年安値の63.6ドルまで落ち込んだ。ゴールドは節目の2,000ドルを維持し、2,052ドル台で推移している。

為替市場は、本日の米・雇用統計を前に、アジア時間で米ドルが最弱通貨となっている。米ドル円は134.874から133.499まで約130pips下落。時間足20MAに沿っての下落基調となっている。本日の雇用統計により下落に拍車がかかった場合、時間足20MAのレジストから10MAへと移行し、133円を割り込む値動きが予想されるため、下伸の値動きに警戒したい。

本日の指標は、15:00に独・製造業受注、15:30にスイス・消費者物価指数、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・小売売上高、スイス・ジョーダンSNB総裁の発言、21:30に加・雇用統計、米・雇用統計、26:00に米・クックFRB理事の発言、米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、28:00に米・消費者信用残高が発表予定となっている。米・雇用統計にて米ドルの値動きがさらに明確になるのか、指標結果と方向性を慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。