昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続落となり、株安・金利安・原油安のトリプル安相場となった。原油WTIは71.6ドルまで5%以上の大幅下落を見せ、先月安値を下回った。天然ガスも同様に下落しており、主要貴金属5銘柄は、パラジウムと銅以外が上昇している。ゴールドは節目の2,000ドルを突破し、2,016ドル台での推移だ。
為替市場は、昨日市場予想の金利据え置きに対し、0.25%の政策金利引き上げが発表された豪ドルが、対円で往って来いとなった。豪ドル円は92.433まで約150pips上昇後に反落。最終的に90.591まで下落した。豪ドル円は日足200SMAに上値をレジストされる形で反落しているため、週末に向けて対円にて反落の値動きが継続するのか、慎重に静観したい。
本日の指標は、16:00にトルコ・生産者物価指数と消費者物価指数、18:00に欧・雇用統計、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に米・ADP雇用者数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・ISM非製造業景気指数、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見が発表予定となっている。RBA政策金利がサプライズで3.85%となった豪ドルの方向性を、じっくりと静観したい。