昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の80ドルを割り込み78.4ドルまで低下。一方の天然ガスは約1%上昇し、2.38ドルとなっている。主要貴金属5銘柄はプラチナのみが上昇となり、1,101ドル付近での推移だ。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は、強欲の68付近を維持している。
為替市場は、昨日発表された欧・3月消費者物価指数が、前年比で前月の6.9%と変わらなかったことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は147.044から147.856まで上昇。本日のアジア時間でも上方向を試す値動きとなっている。ただ、4時間足ではRSIが75からのダイバージェンスとなっているため、徐々に価格を下げていくのか注意したいところだ。
本日の指標は、15:00に独・生産者物価指数、18:00に欧・貿易収支、20:30に欧・ECB議事要旨公表、21:30に加・住宅価格指数、米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、23:00に米・中古住宅販売件数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:30に加・マックレムBOC総裁の発言、英・テンレイロMPC委員の委員の発言、25:00に米・ウォラーFRB理事の発言、25:20に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、28:00に米・ボウマンFRB理事の発言が予定されている。ECB議事要旨公表により、利上げペースの変化が読み取れるのか、注目したい。