昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは80.9ドルまで低下しており、主要貴金属5銘柄は、ゴールドとシルバーが下落している。原油が下落する一方、天然ガスは6%弱上昇し、2.28ドルとなっている。
為替市場は、昨日欧・ラガルドECB総裁が「2%の物価目標について、インフレ目標が達成された場合、議論することは可能」と発言。ユーロが最弱通貨となった。ユーロ円は147.543から146.664まで低下。時間足20MAを割り込んだ。しかしながら、4時間足では依然20MAよりも上位に位置しており、上昇トレンドが継続されている。ただ、4時間足RSIがダイバージェンスとなりつつあるため、欧州時間でのユーロの下落に警戒したい。
本日の指標は、15:00に英・雇用統計、18:00独・ZEW景況感指数、欧・ZEW景況感指数、欧・貿易収支、20:30にトルコ・住宅価格指数、21:30に加・消費者物価指数、米・住宅着工件数、米・建設許可件数、24:00に加・マックレムBOC総裁の発言、26:00に米・ボウマンFRB理事の発言が発表予定となっている。ラガルド総裁の発言にて最弱通貨となったユーロの下値余地に警戒したい。