先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。株価が下落したにも関わらず、恐怖指数(VIX)は4%以上の下落となり、17.0まで低下している。原油WTIは82.5ドル台で推移しており、天然ガスは4%以上上昇し、2.10ドルとなっている。主要貴金属5銘柄はすべてが反落し、ゴールドは2,003ドル台まで落ち込んでいる。
為替市場は、今月に入ってから日足ベースで陽線続きのユーロ円が、継続して上昇している。ユーロ円は7日連続陽線となり、146.217-147.455まで上伸している。すでに今年高値を更新し続けており、昨年12月の高値もすでに上抜いている。日足RSIは70手前で余力があるため、米国時間に向けてユーロが強含むのか、しっかりと見極めたい。
本日の指標は、15:30に印・卸売物価指数、16:00にトルコ・住宅販売、21:30に加・国債証券取扱高、加・卸売売上高、米・NY連銀製造業景気指数、22:00に英・カンリフBOE副総裁の発言、23:00に米・NAHB住宅市場指数、24:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、29:00に米・対米証券投資が発表予定となっている。円安基調で上昇が継続しているユーロ円の上値余地を、慎重に見守りたい。