昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは81.6ドルまで上昇。今月高値を更新し、日足ベースで200EMAへと一歩近づいた。主要貴金属5銘柄は、すべてがプラス推移となり、ゴールドは節目の2,000ドルを回復し、2,015ドルまで反発している。暗号資産も堅調で、BTCUSDは3万ドルをまたいでの推移だ。
為替市場は、本日BOC政策金利発表を控えた加ドルが、対米ドルで強含んだ。米ドル/加ドルは1.3515から1.3458まで60pips弱下落。日足20MAに上値を抑えられての続落となった。テクニカル面では、米ドル/加ドルは下限1.3270付近までのボックス相場となっているため、本日のBOC政策金利発表にて加ドルが強含んだ場合、まずはサポートラインの1.3395付近まで下伸するのか、注視したい。
本日の指標は、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・消費者物価指数、22:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、23:00に加・BOC政策金利と声明発表、23:30に米・週間原油在庫、24:00に加・マックレムBOC総裁の記者会見、25:00に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言、26:00に米・10年債入札、27:00に米・FOMC議事録公表が予定されている。BOC政策金利発表にて加ドルの方向性が明確となるのか、慎重に注視したい。