昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは74.3ドルまで上昇。主要貴金属5銘柄は、すべてが上昇となり、ゴールドは今年高値に向けて1981ドルまで上昇している。昨日、米イエレン財務長官は「過去の金融緩和が行き過ぎだったかを検討する必要がある」と発言。現状の銀行規制についても見直しの必要性を説いた。
為替市場は、昨日独・3月消費者物価指数が発表され、前月の8.7%から7.4%へと低下したユーロが、対円で上昇した。ユーロ円は143.127から145.068まで200pips弱上昇。時間足20MAに沿ってのアップトレンドとなった。本日のアジア時間でもユーロ円は時間足20MAがサポートとなり上昇しているため、週末月末の値動きに注目したい。
本日の指標は、16:00にトルコ・貿易収支、16:55に独・雇用統計、18:00に欧・雇用統計、欧・消費者物価指数、21:30に加・実質GDP、米・個人所得、米・PCEデフレータ、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、24:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、28:05に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言が予定されている。上昇しているクロス円の上値余地に注目したい。